特定価格

( とくていかかく )

鑑定評価において求める価格の種類の一つで、不動産鑑定評価基準では「市場性を有する不動産について、法令等による社会的要請を背景とする評価目的の下で、正常価格の前提となる諸条件を満たさない場合における不動産の経済価値を適正に表示する価格」と規定している。投資用不動産を資産流動化法等の法令に基づき証券化する場合においては、対象不動産の収益力を反映した収益価格に基づく投資採算価値を表す価格を求める必要があるが、この投資採算価値を表す価格を特定価格としている。